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お知らせ

歯に悪い習慣の話

こんにちは。品川シーサイドイーストタワー歯科の歯科医師、大森です。
今回は歯をボロボロにしてしまう、『歯に悪い習慣』を紹介します。

『間食』
間食を含め食事を行うと、プラークが付着している部分の表面が僅かに溶け出し、初期虫歯が発生やすくなります。
さらに溶け出した部分が唾液による再石灰化により回復するには数時間かかるため、砂糖を含む間食をだらだら続けると、虫歯が多発する状態に陥るリスクが高まります。
酸性食品や甘い物などを食べた後は、間食や食事の間隔をしっかり空けて、だらだら食べをしないことが大切。
間食が多い人ほど、虫歯のリスクは高まります。

『歯ぎしり』
歯ぎしりは、寝ている間に無意識に行うことが多く、就寝中は意識がない分、起きているときには使わないような力で噛んだり、あごを激しく動かしたりします。
本来ならば、就寝時は歯にもそれほど負担がかからず、休める時間帯のはずですが、逆に歯を過度に使い込んでしまうことになってしまいます。
一般的に歯は生えている長軸方向だけに押されるのであれば、負担は分散されやすいですが、歯の表面の凹凸があるため、斜面と斜面がぶつかる際に横向きの力が発生します。
このため歯が揺らされ、歯を支える骨や歯ぐきに悪い影響が出ることもあります。
さらに歯と歯がぶつかる際の衝撃が蓄積され、歯の病面に微細なヒビが入り、虫歯が進行しやすい状態になったり、歯の根元がまるでえぐれるように削れたようになってくるなど、様々な悪影響が出てきます。
歯ぎしりは、治療で止めることは現在のところできません。
そのため、悪影響がひどい場合には、歯に発生する力を分散させる「歯ぎしり専用のマウスピース」を使用して、歯や歯ぐきの影響を少なくすることができます。

『歯磨きの習慣がない』
虫歯予防はと言えば、「歯磨き(ブラッシング)」が定番。
あまりにも基本的なことですが、歯がボロボロになる人は、歯磨き習慣がしっかりついていないケースが多いのも事実です。
ボロボロになった歯の内部や腫れた歯ぐきの周囲にたくさんのプラークが付着しているのも良く見かけます。
まずはどんな形でも良いので歯を磨くことが大切です。
さらに虫歯や歯石は歯ブラシでは取れません。
病院などで一度しっかり治療した後なら、あとは歯ブラシだけで健康な状態を保ちやすくなります。
歯磨きは最低でも就寝前に1回完璧に行なうことが必要です。

『自覚症状の放置』
多いのは、虫歯の穴、歯ぐきの腫れ、出血、鈍痛、噛むと痛むなどの自覚症状があっても放置してしまうことです。
自分で虫歯の穴があるのが分かっていても、痛くならないと病院に行かなくても良いと考えている人が多いようです。
人の体は、何らかの問題が発生すると、症状として痛む、しみる、腫れなどの自覚症状が現れます。
症状が軽いうちにしっかり治療を行なえば、治療時間、治療回数、治療費用、の全てを少なくできるメリットが生まれます。

『治療の中断』
意外に思うかも知れませんが、歯をボロボロにしやすい第1位は『治療の中断』です。
最悪なケースは、神経を取ってその後の処置を中断しているケースです。
自然の虫歯で3年かかかるところも、治療途中の状態によっては半年程度で進行してしまうこともあります。
これは、歯の内部が外部に比べて柔らかいためです。
神経の治療は歯の内部を開放するため、放置されると虫歯が急速に拡大しやすくなります。
さらに神経を抜いた歯が再び痛くなるのは、かなり深部に虫歯菌が侵入してからになることが多いため、場合によっては次に痛みが出た時には、すでに抜歯の対象になっていることもあるので注意が必要です。

上記の項目で3つ以上当てはまる人は要注意となります。
早期発見するために、定期検診は大切です。

やさしく痛くない品川の歯医者|品川シーサイドイーストタワー歯科 品川シーサイド駅 1分

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